ユリイカ 偽書の世界特集 & アーネンエルベ
ユリイカ2020年12月号 特集=偽書の世界(青土社)頂戴いたしました。
書物好き必見、めくるめく一冊です。
私も担当書籍『SS先史遺産研究所アーネンエルベ』をめぐる諸々について少しだけ書かせていただきました(*¨*)
「スピリチュアル出版社から学術書が出ている」という点に興味を持っていただいてご依頼をいただきましたが、まさか、ユリイカに自分の書いたものを載せていただく日が来るとは……
思わずメールをいただいたとき、「これはどんな星回り!?」とホロスコープを見てしまった(笑)
偽書がもし、空想の話を、さも真実であるかのように語る書物のことを指すのなら、スピリチュアル書というのはまさにその一部なのかもしれませんが、一方、わたしは古史古伝など、「偽書ど真ん中」(といったら怒られるか ^^;)の分野にあまり詳しくなく、担当したこともあまりありません。
なので、読む方にとって有益なことを果たしてシェアできるかなぁ・・・としばし悩みましたが、アーネンエルベ本が出版された経緯、最近のきな臭い日本でのスピ×煽動的な出版傾向、トンデモ本のナナメ上をいくコロナ下日本の現実などなど、について、編集の現場から眺め、感じたことについて書かせていただきました。
結果、自分の葛藤や矛盾もいろいろ滲み出てる一編となったと思います。まさにキラ星のようなほかのご論考・エッセイの合間にご笑覧いただけると幸いです。
ユリイカ編集部さま、貴重な機会をいただきありがとうございました!